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令和6年2月9日(金)道徳授業(6年生)

初任者研修で6年生の道徳の示範授業を参観しました。教材は「ロレンゾの友達」20年ぶりに帰郷する友達のロレンゾによからぬ噂があることを知り、アンドレ、サバイユ、ニコライの3人は、友達に対してどのように関わればよいか悩み、葛藤するという物語です。3人それぞれの考えについて話し合うことを通して、友情を深めるためには何が必要なのかを考え、相手のことを考え、相手の身になって関わっていこうとする心情を育てるのが指導のねらいです。小学校では2018年から道徳が教科化され、「特別の教科 道徳」となりました。それまでの「登場人物の心情理解のみに偏った指導」から「考え、議論する道徳」への質的転換にあります。罪を犯して帰郷する友達をどうするか「逃がすか」「自首を勧めるか」「説得の上、だめなら逃がすか」という3人の思いを自分ならどうするか考えます。正解はありません。ねらい通り活発に意見交換ができていました。さすが6年生です。